誕生日は誕生日でも、ここで歌っているのは「0歳の誕生日」 リアル誕生日。
新しい命が光を浴びた瞬間の歌です。
この曲のモチーフは東日本大震災後、混乱の時期に書きました。
僕も多くのミュージシャンたちと同じように、音楽の必要性を感じられなくなったり、音楽の力を信じられなく なりひどく落ち込みました。
そこから復活し、また音楽を作り出そうとした時、選んだテーマが「新しい命」です。
混迷の時代に生まれた赤ちゃんたち。
どんな時も人の営みは続いていて、我々は新しい命に希望を託します。
自分自身の子供にもその想いを伝えたいという一心で書いた曲です。 結果、アルバムのタイトルになりました。
Lyrics, Music, Arrangement : 田中潤
All Instruments : 田中潤
Vocal & Instruments Recorded at studio GENTOUKI
mixed by 奥田泰次 at studio MSR
約5万年前、言語能力が急速に発達した人類は、初めてアフリカ大陸を出たと言われています。
原因は僕の知る所ではありませんが、この頃、人類が言語による高度な情報伝達手段を獲得したことで、人類特 有の文化や信仰が生まれ、歴史がはじまったということになります。
そこから何世代もかけてですが、飛行機などない時代に人は南米のアマゾンにまでたどり着くのですから、情報伝達の力は驚くべきものです。
時を経て「情報」は、インタ-ネットを通じて一瞬にして地球全体を駆け巡る時代となりました。
5万年続いてきた人類のサバイバルは、草原やジャングルから都市へと移り、遂には電波の中へその舞台を変えたのです。
この変化もまた、人類がかつて経験したことのない大きな変化だと思われます。
音楽もその「情報」の中のひとつであることは言うまでもなく、そんな人類の絶え間ないサバイバルに思いを馳 せ、この曲を書きました。
Lyrics, Music, Arrangement : 田中潤
All Instruments : 田中潤
Vocal & Instruments Recorded at studio GENTOUKI
mixed by 奥田泰次 at studio MSR
自身の作品では、はじめて女性の視点から書いた曲となりました。
歌詞は特に解りやすくすることなく、コードワークとメロディに合わせて叙情的に心理描写しました。
結果、ジャズでもロックでもポップスでもない不思議な曲になりました。 この不思議な感じ、とても気に入っています。
Lyrics, Music, Arrangement, Electric Guitar : 田中潤
Percussions : 井出野敦
Other Instruments : 田中潤
Vocal & Instruments Recorded at studio GENTOUKI
Percussions Recorded at at Catchy Groove Studio
mixed by 宮坂保彦 at Studio 5
宮崎薫というシンガーに提供した曲のセルフカバー。
愛し合うからこそ、さよならする恋人同士の歌。
別れの歌ですが、お互いに前を向いて進んでいこうとする心情を描いています。
わかりやすく、かつ叙情的な歌詞はとても気に入っています。
ゲントウキの中ではめずらしいタイプの優しいバラード曲となりました。
Lyrics, Music, Arrangement : 田中潤
All Instruments : 田中潤
Vocal & Instruments Recorded at studio GENTOUKI
mixed by 宮坂保彦 at Studio 5
近しい友人の恋愛体験をヒントに書いた曲。
わがままで浮気性の彼女と別れようと何度も決意するものの、ズルズルとつき合ってしまう男の歌。
ピエロという表現は古い気もしますが、あえて使うことで男の哀愁を表現しました。
音楽的にはアルバム中、一番自分らしい曲かなと思います。
せわしないコードワーク、浮遊するメロディ、そしてやはりシャッフル、スウィングが好きみたいです。
ギターは天才肌の若手ギタリスト、福澤和也くん。
ブラスセクションは大人気のサックス奏者、竹上良成さんのグループ。 豪華です。
Lyrics, Music, Arrangement : 田中潤
Brass Arrangement : 竹上良成
Electric Guitar : 福澤和也
Trumpet : 吉澤達彦
Sax : 竹上良成
Tronbone : 半田信英
Vocal & Instruments Recorded at studio GENTOUKI
Brasses Recorded at Backs Verse Studio
mixed by 宮坂保彦 at Studio 5
Tokyo Bosa Novaに提供したサンバな曲のリメイク版。
僕の音楽のルーツの一つに、ブラジル音楽があります。 思いっきりそちら側に振りきりたかったのですが、僕がやるとやはりポップスと融合したような曲になってしまいます。
リズムの解釈は2拍子なのでポップスとは違うのですが、メロディーはポップス。
そこを楽しんでいただけたら幸いです。
訛りのあるパーカッションはラテン一筋、井出野敦さん。
Lyrics, Music, Arrangement, Electric Guitar : 田中潤
Lead Electric Guitar : ネロ
Percussions : 井出野敦
Backing Vocals : あず (chocolatre), 只熊良介 (chocolatre , MORE THE MAN)
Other Instruments : 田中潤
Vocal & Instruments Recorded at studio GENTOUKI
Percussions Recorded at Catchy Groove Studio
mixed by 宮坂保彦 at Studio 5
現代人は無数のアルゴリズムの中で情報を精査し、日々を過ごしています。
いずれは人間の脳の仕組みも解析される日がくるのでしょうか?
SF的な話をすると、テクノロジーで人間の脳が構築できたら、医療、生殖、労働…etc、全ての意味がなくなり、超生物として宇宙空間を旅することも可能になります。
なんの話だ…
いずれせよ遠い未来の話です。
文化は、テクノロジーに対抗するのではなく、お互いが融合するべきというのが理想ですが、実際はなかなか難しい。 きっと移行期にあるであろう現代の状況を歌った歌です。
サックスの多重録音は「愛の砂漠」と同じく竹上良成さん。
Lyrics, Music, Arrangement : 田中潤
Brass Arrangement : 竹上良成
Saxes : 竹上良成
Other Instruments : 田中潤
Vocal & Instruments Recorded at studio GENTOUKI
Saxes Recorded at Backs Verse Studio
mixed by 奥田泰次 at studio MSR
便利になった分だけ、仕事が増えてしまう。
誰しも経験したことがある現象ではないでしょうか?
そんな現代社会の喧噪を、できるだけわかりやすく歌いたかった。
音楽的側面から解説すると、コードワークではなくリフでどこまで曲が書けるのかという個人的な挑戦でした。
お聴きいただければ解るように、結局サビでコードワークに帰結しております。
ポップなんだから仕方ない。
Lyrics, Music, Arrangement : 田中潤
All Instruments : 田中潤
Vocal & Instruments Recorded at studio GENTOUKI
mixed by 宮坂保彦 at Studio 5
この度は10年ぶりのアルバム完成おめでとうございます。
イントロの瞬間から新たな決意と自由を感じました。
「田中潤」としてのプロデューサーや作曲家、アレンジャーでの経験が「ゲントウキ」と深く結びつき、
新しい筆使いで、しがらみの無いキャンバスに目一杯、伸び伸びと偽りの無い気持ちを描く。
そんな作品達に喜びと爽快感を感じます。
また自身の事、親と子の関係、家族知人の事、リアルな日々の生活からも、
人として本当に大切な事は何なのかを身をもって感じ作られたであろう作品は、彼の生き写しなのでしょう。
ゲントウキの曲には昔から感じるのですが、
アレンジやコードワークは物凄く複雑なのに、なんでこんなにキャッチーでストレートに響くのだろう。
その秘訣を是非教えていただきたい。
伊藤俊吾(キンモクセイ)
旧友からのふいに届いた手紙のようなゲントウキ10年ぶりのアルバム。
激動と混迷の年月の進化と深化に満たされた曲たちが、祈りのように世界に染み込む。その全てが笑顔で包まれていることが嬉しい。POPであることが何より嬉しいのだ。
おかえり。ゲントウキ。
江口寿史(漫画家)
ゲントウキが生まれ変わった!と、言ってもいいでしょうか?変わることによって失うものもあるけど得るものもある。田中くんはこのアルバムでとても大きなものを手にしたと思います。なんて、上からっぽい言い方でゴメン。その大きなものとは一体何か、皆さんがご自身の耳で聴いて確かめて下さいね。
堀込高樹
ニューアルバムの完成、おめでとうございます!
何度も繰り返しているうちに、これはとっても密度の高い、田中さんの日々の積み重ねや研究結果の結晶を見ているようです。お洒落だー!
コトリンゴ
変わらない洗練とユーモア、格段にポップで逞しくなったサウンド、
でもやっぱりその中心になっているのは田中くんの真摯な姿勢。
それにしてもベースも上手だね。困ります!
千ヶ崎学
『元気な始まりだな。お!気持ち上がってきたぞ。
ん?でも、微妙なとこをクスグってくるなぁ。
歳はいくつなの?少年みたいだし、成熟してるみたいだし。
美しいなぁ。どこまでも昇っていきそうだ。
聞きすぎた。でも、もう一回聞こうっと。』
小林建樹
未来とか過去とか
新しいとか古いとか
楽しいとか悲しいとか
暑いとか寒いとか
満腹とか空腹とか
関係なく
ゲントウキは
常に今聴きたい音楽です。
僕、気付いちゃった♪
デッカチャン
待ちに待ったゲントウキのニューアルバムをこの夏に聴ける幸せ。技巧を凝らしまくった音作りに、時代や体験がにじみ出た、以前より内省的な歌詞……とくればふつうは暗く人を拒絶した音楽になりそうなのに、どの曲もポップで心やさしい。通しで聴いて最後の「素敵な、あの人。(アコースティックバージョン)」では泣きそうになりました。
とり・みき
「『地球より早くなきゃ進まない日々』『Busy Busy Days』。新しいアルバムから、潤くんの多忙で充実した日々がうかがえる。ゲントウキは今、空港の出発ロビーにいて、薄く広がる雲を上から眺められる場所に僕らを誘っている。少しだけ地球から離れた、気持ちの良い場所へ。」
HARCO
ゲントウキが帰って来た!
相変わらずの珠玉の曲達をピッカピカのサウンドに乗せて。
新旧ファンを問わず満足させる、音楽的野心に満ちたとっても痛快なアルバム。
堀込泰行
「まるで窓から差し込む眩しい光のような、乾いた喉を潤す瑞々しい炭酸水のような、ゲントウキは私にとって体の芯まで栄養をゆき渡らせてくれるビタミン剤。心地の良いサウンドに何となく耳を傾けているだけで、根拠のない嬉しさとワクワク感で全身が満たされます。最高ですゲントウキ!」
ヤマザキマリ
ゲントウキは現代の砂漠に降るメロディアスな雨!今回のアルバム『誕生日』も、おだやかな嵐に心を撹拌される1枚でした。通して聴くと、みぞおちが湿って、そこから新芽が生えそうにうずうずします。
藤岡みなみ
潤くん、人の為に曲を書くものいいけど、自分の為に歌ってもらったほうが俺的には嬉しいです。笑 久しぶりのゲントウキの音源、昔よりもエロさが増しててとても良かったです。
隅倉弘至(初恋の嵐)
時代のなかで生きているひとりの人間のリアルな感情がつまってる。ロックンロールやジャズやラテンや、いろんな音楽が密に有機的につながってる。愛がそのなかを流れている。メロディーがキラキラしてる。田中潤君はそんな音楽を作れる数少ない人間のひとりです。個人的には『カモメの気持ち」をいつか、なんかの形で歌ってみたいなあ、なんて思いました。
種ともこ
学生の頃、初めて買ったCDがゲントウキさんでした。日常から数㎝浮遊するような感覚…… 淡く切ない世界観にすっかり魅了され、始めたばかりのギターでよくカッティングを真似していました。待ち遠しかった10年ぶりのアルバム「誕生日」は、生まれてきてくれてありがとう!と叫びたくなるような、そんな一枚です。大人のクリエイティビティがぐっと詰まった遊び心溢れるサウンド、出会ったときと同じ衝撃に胸が高鳴りました。
あんにゅ(コアラモード.)
田中さんの新作、もちろんゲントウキ名義の名作がリリースされました。元々研究熱心で凝り性な田中さんのことだからかなりの物になるだろうなとは思っていましたが、まさかここまでの音に仕上げてくるとは驚きです。練りに練られたエロティックとも言えるコードワーク、止まり処を心得た抜きのタイミングが絶妙なグルーヴ、エバーグリーンをup to dateして塗り替えていく未来型のエバーグリーン。流石です。
石田ショーキチ
ぎゃ~~~~~~ですよ。
最高に洗練された楽曲たちに、さらにあの名曲(どビックリマーク!)のアコースティックバージョンが入っているなんて。中学生の頃の自分に自慢したい。いま、ゲントウキの新譜をいち早く聴かせていただき、コメントまで書かせていただいているんだぞ!中学生のYeYe!聞いてるか!一体どうやったらこんなにパーフェクトなメロディ、アレンジメントが生まれるのでしょうか。時代が進化した折には、田中さんの脳みそをのぞかせてください。
YeYe
美大生時代にゲントウキのライブを見て、同時代、同世代に、こんなに大きなポップスの才能がいるのだから、僕もきちんと絵をがんばろうと思い、お願いして描かせてもらったライブチラシが、イラストレーターとして最初の仕事でした。あれから15年。箱庭から社会へ出て、再び家に帰ってきた潤くん。ひと回り大きくなった音楽を前に、やっぱりあの時と同じように襟を正します。言いたい事はすべてジャケットに描きましたが、あらためて。ゲントウキと、ずっと待っていたファンの皆様と、これから出会うあなたへ、お誕生日おめでとう。
イラストレーター・中村佑介
OPEN:19:00 / START:19:30
前売り ¥3,500 当日 ¥4,000 (1drink別)
OPEN:19:00 / START:19:30
前売り ¥3,500 当日 ¥4,000 (1drink別)