振り返ると”音楽制作にパソコンを使いはじめて”20年くらいになります。
この表現。今だと不思議に聞こえます。パソコン使わずにどうやって制作するの?となるからです。実はこれはすごいことです。
信じられないかもしれませんが20年前はDAWの対する偏見がありました。(MIDIはパソコンでシーケンスするのは割と普通だったので、厳密にいうとオーディまでパソコンでコントロールすること、オーディオとMIDIが融合することに対しての偏見)そのことを思い出してツイートすると、結構みなさん共感してくれました。
スタジオでアシスタントエンジニアをしていた大阪時代のバンドメンバーはデジタルレコーディングの情報を教えてくれなかったし、明らかにバンドリーダーである僕をそこから遠ざけようとしていました。
ある人からはデスクトップの画面を見ててもクリエイティブなものは何も生まれないと言われました。特に生演奏系のジャンルのミュージシャンがバーチャルインストゥルメントを使うことはパンドラの箱を開けるような行為でした。
そんな状態は2006年くらいまでは続いたような気がします。でも現在、音楽はパソコンで録音し編集するのが常識になっています。バーチャルインストゥルメントも誰もが普通に使います。偏見に負けず当時からずっと使いつずけていた人の多くがそれを職業にしています。僕もその一人です。偏見に負けなくてよかった。
似たような現象はいくつもあり、その最たる例がインターネットです。僕が小学校の頃、それはパソコン通信と呼ばれ、やってる人はクラスで1,2人くらい。僕はパソコン通信をしていることを隠していました。オタク扱いされるからです。友達は多い方でしたが世間のパソコン通信に対する偏見はすごかったし、(ワープロはそうでもない)話せる友達もいなかったので隠していました。しかし今やインターネットはインフラです。
今、何かに挑戦しようとしている人たち、若い人たちに、とにかく偏見に負けるなとアドバイスしたいです。友達少なくても大丈夫。志高ければ仲間が必ず集まってきます。
関係があるかわかりませんが、Eスポーツで日本人のチャンピョンが出たことに注目しています。日本はテレビゲームの故郷です。なのにEスポーツは今や海外の競技というイメージ。将来オリンピック種目になって金メダリストが出てほしいなと思います。
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田中のマガジンからの抜粋です。全部を読むにはこちら
https://note.mu/gentouki/n/n4a1d445e81b0